心肺機能の高さと長生きの関連ほか
心肺機能、サウナ、握力、たんぱく質、食後の歩行の5本を海外の研究からまとめました。全5本です。
心肺機能が高いほど長生きの関連
米クリーブランド・クリニックでトレッドミル検査を受けた122,007人のデータを10年以上追跡した研究では、心肺機能が高いほど長期の死亡リスクが低い関連が見られました。1MET(VO2 maxで約3.5 ml/kg/minに相当)高いごとに死亡リスクが13〜15%低い関連で、最も体力の低い群は最も高い群の約5倍の死亡リスクでした。ただし観察研究のため、体力を上げれば同じだけリスクが下がると証明したものではありません。
週4〜7回のサウナと心臓死リスクの関連
フィンランドのクオピオ研究で中年男性2,315人を中央値20.7年追跡したところ、週4〜7回サウナに入る人は週1回の人と比べて突然の心臓死リスクが63%低い関連でした。致死的な心血管疾患は50%、全死亡は40%低い関連で、1回19分超の入浴も11分未満より保護的な関連でした。観察研究のため因果関係は証明されておらず、体調や持病のある人は無理をしない注意が必要です。
握力の低下が85歳以上の死亡リスクと関連
英国ニューカッスル85歳以上研究で845人を9.6年追跡したところ、握力が1kg高いごとに死亡リスクが5%低い関連(ハザード比0.95)が見られました。5年間で握力が年1kgずつ低下した男性は死亡リスクが16%、女性は33%高い関連で、逆に握力が増えた人は31%低い関連でした。握力は全身の筋力の目安として測りやすい指標です。
1日31gのたんぱく質補給と除脂肪体重
ふだんのたんぱく質摂取が少なめの活動的な高齢者を対象とした12週間の無作為化試験では、1日31gのたんぱく質補給で除脂肪体重が約1%増えました。高齢者の筋肉量は年0.5〜1.0%ずつ減るのが普通とされ、この増加は1〜2年分の筋肉減少を相殺する規模とされています。補給期間中に腎機能への悪影響は見られませんでした。
食後10分の歩行と血糖の関連
ニュージーランドの2型糖尿病患者41人を対象とした研究では、毎食後に10分歩くと、1日1回30分歩く場合より食後血糖が平均12%低く抑えられました。夕食後の効果が最も大きく、食後血糖の反応は約22%低かったと報告されています。2022年のレビューでは食後2〜5分の軽い歩行でも血糖曲線がなだらかになる関連が見られました。
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